ギリシャ彫刻の笑顔
「〇番の方 1診へお入りください。」
待合室にはわたしよりかる~くご高齢の方ばかりが15人くらいか・・・
付き添いの方も親御さんをお連れになっている方がいらっしゃる。
読んでいた本をパタンと閉じ、立ち上がる。
一斉にわたしの方へ視線が集まった。
なにせトップバッターなのだから^^;
つかつかと歩き、1診の真っ白なドアの前に立ち深呼吸。
コンコン
「はい。どうぞ。」
シルバーの取っ手を左手に持ち、ゆっくりと左へ引いた。
先生がこちらを向きニコリ^^
「どうぞ おかけください^^」
大好きな先生だ。
以前、お年を尋ねたところ、同い年とおっしゃっていた。
背は高くなく、真っ黒な髪には白いものはほとんど混じっておらず、
ブラックジャックの髪をゆるやかにウェーブをかけたようだ。
日本人離れしたお顔立ちで、きりりとした眉に同じく、きりりとした目。
眉と目の間が狭く、まばたきされると如実にその目の大きさが強調される。
鼻筋も眉間からシュッと一直線に延びていて形がいい。
(わたしと違って、鼻の穴がだらしなく見えない)
薄い唇から発せられる声は少しハスキーな感じがする。
ほんとかっこいい先生だ。
う~ん 例えると・・・ギリシャ彫刻のようなお顔立ちです。
先生の横に座りPCの画像を観る。
わたしの頭部MRI画像だ。
先生 「これが一昨年で、これが今年のです。」
わたし 「去年との比較ではないんですか?」
「間を空けた比較の方が大きさが明確なんですよ。」
なるほど ウンウン。
2013年に見つかった頭部の腫瘍。
親指くらいの大きさで見つかり、オペしていただきました。
全て取り除くことはリスクが大きすぎ、1/3は残してあります。(簡単に書くとね)
それからその腫瘍が悪さをしていないか、大きくなっていないかの経過観察なのです。
「大丈夫ですよ^^」
「よかった~!」
思わ大きく言ってしまった^^;
ギリシャ彫刻の先生も笑顔だ^^
先生と、わたしの病気(腫瘍)の話しをしたが、この病気、非常に少なく
1~2人/年のペースで見つかるらしい。
「10万人に1人くらいですか?」
「いえ・・・もっと確率は低いです。」
以前、先生がおっしゃっていたことを思い出す。
(そっち系の本にも書いてあった)
“腫瘍の種は人間みんなが持っています。身体の中でソレを常に撃退しているのです。
あるとき、何かが引き金になって撃退の能力が落ちてきたり、撃退しなくなったりします。そうすると腫瘍が大きくなったり、がん細胞になったりするのです。
身体だけでなく、精神的なストレスも一因になり得ます。”
ストレスやプレッシャーを感じずに生活することはどだい無理なこと。
いかに柔らかく吸収し受け流すか・・・それが出来りゃいいんだけどね。
病気があるのはしょうがないことだし、見えない先に不安があるのも事実。
でも今までピンチになったとき、必ず誰かが手を差し伸べてくれるんだよな~
言葉であったり、行動であったり、現象であったりね。
わたくし ツイてます^^
さてと、今年(頭関係)は5/2の眼科で最後ですが、
すでに来年の予約が入っています^^;
それと最近しょっちゅう休憩するハートの健診は1回/2ヶ月のまま継続。
(大丈夫かいな・・・)
ヘルニアもナリを潜めているのでちょっと安心。
本日はこんなんでしたから有給取得してます。
職場のみなさん ごめんね~
ちょこっと飲酒します^^;