女性の部屋を見学
赤い色の壁が“似つかわしくない”とも思えたけど
如何せん知識がないものだから、こういうものなのだと納得する。ウンウン
ドアを開けて部屋に入ってみると・・・
おぉ~ イイじゃない^^
これが第一印象だった。
ただ、生活道具が一切入っていないので虚無感と広さが部屋全体を占領していた。
“老々介護問題”なんてニュースで見聞きするけれど、今まで他人事と考え
遠い問題なんだろう(そうあってほしい)と願っていた。
そこへきて8月8日の母親背骨骨折事件が勃発した。
今日でちょうど一カ月が過ぎ、心労・疲労も経験させていただいた。
“老々介護問題”って意外に近くに転がっているものなんだな~と感じた。
わたしの母親は自他認める頑固者です。(自は認めてないですね)
それはそれは入院している所の看護師さん、相談員さん、ケアマネさん。
プロ中のプロの皆さんが認めざるを得ないほどの頑子チャン(汗)
ボケてはいません。計算とか、お金の管理、保険の管理などは得意中の得意でして
業者さん(銀行さんや、JAさん、保険屋さん)が
「かんべんしてください」的な。(笑)しつこいネン!
寝たきりの父親を6年間、完全介護をしてきたからその自負と経験が
今でも頭を使い、わたし達からは自立するというエネルギーが出ているのだろう。
背骨骨折という怪我がなければ、退院後自宅へ帰る事になるのだろうが、
わたしや姐さんの仕事、退院後の母親の状況を考えると
とても家に一人で“置く”わけにはいかない。
弱っている・・・ってことだ。
回復も遅く、4輪車(押し車)がないと歩けない。
実際、自分の母親が弱っていく姿を目の当たりにすると・・・そりゃ~ツライさ。
むかし、あんなに元気だったのに、あんなにやりあったのに(今でもやり合うけどね)
なに弱ってんだよ(泣)
ここに入居できた(まだ正式ではない)ことも
全ての方が協力していただいて、
“たまたま”空きがポン!と出たタイミングでの入居審査だから
運がイイ。ご縁の賜物だと感じます。
世間一般では(情報によると)なかなか空きがないってのが実情らしい。
最初は入居を完全否定し拒み続けていた母親。
わたしが、点滴打って会社を休んだ時(その夜)
亡くなったわたしの父親(つまり母親の旦那さん)が枕元に立ったらしい。
「お前、いつまでもいつまでもゴネるんじゃない。いい加減にせ!」
と言ったらしい。
さっすがヲレの親父^^
それからはというもの、
母親は入居(退院)に向けて前向きにリハビリに取り組んでいます。
カンファレンスは2週間後。その結果で正式に入所日が決定されます。
その1週間後には入所でしょうか。
一応。女性(85才)の一人暮らしの部屋ですから
戸外の風景はモザイク入れました。
実際、連れて行くのはイヤです。
でも自分たちの事、母親の事、これからの事を考えると
こうせざるを得ない。この選択がベストなんだと言い聞かせている。
連れて行く時の気持ちって・・・楢山節考(姥捨て山)の気持ちになると思う。
息子として、母になんてひどい事をするんだ。と思うし
本人も捨てられたと思うんじゃないか・・・とも思う。
ツライ・・・
部屋見会の帰り、わたしの妹、姐さんと3人で食事を出雲翠苑さんでした。
い~らっしゃいませ~~~^^
みつこさんのいつもの元気溢れる声だ。
厨房の奥からは「汗が出て止まらんわ~」 店長の元気あるデカい声が聞こえて来た。
わたしの食欲もようやく出てきた感じで、食べれるかは心配だったけど
汁無し・温玉・ご飯セット
4ヶ月ぶりの汁無し担々麺の味は
心の中まで沁みる麻辣と、店長とみつこさんの元気パワーが注入されていました^^
ご馳走様でした。