バックラッシュ製作所

空回りもなんのその。微力ではあるが、無力ではない。

神様のスケジュール

 なんだか出雲はザワザワしているようです。

そりゃそうです。神様がおいでになっているのだから・・・

いち古事記ファンとしては、神迎え神事なるもの

焦らず、騒がず、おとなしくがモットーだと思っております。

ただ、ソワソワが止まらないので時間さえあれば毎年見学に行く稲佐の浜

今年も11/6のお昼に行ってきました。

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 夜7時の神事に備え、場所取りの方々はブルーシートや、

お一人様用の小さな椅子で陣取っておいでで

この時間になるとお蕎麦でも食べているのでしょうか・・・まばら。

ただ入れ替わり立ち代わりで、弁天さん(弁天島)の周りはザワザワしていました。

 

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 想像してみましょう・・・

浜辺に四つのかがり火を焚いて神様をお迎えする神事です。

かがり火の方を向いて、深々とお辞儀をされる神職の方々。

周りの方々も両手を合わせ、神事の行方を見守っているのです・・・

実に神秘的であり、荘厳であります。

よく見かける写真がこんな感じですね。

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きっと、かがり火の準備も神職の方々が木のスコップのようなもので

無言で砂を掘り、砂山をつくり、キレイにならしておられるのだろうと

思っていました。

でもね・・・

合理化の波はハンパない^^;

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 ショベルカーには金属のスコップが立てかけてあります。

左の砂山はキレイになっていますね。

ショベルカーのおじさんがペタペタと均しているのでしょう。

(おじさんはお昼休憩のようでした)

 

 

そうそう、何年か前にも書いたけど

出雲大社に全国の“やおよろずの神様”がお集まりになる。

と、世間一般的に思われているようですが・・・

出雲大社より先に出雲の朝山神社にお集まりになられます。

しかも10日間(出雲大社は7日間)

で、朝山神社をお立ちになられてから、一旦海に出られて

稲佐の浜から上がられる・・・とのこと。

そして一日遅れて次なる神様が日御碕神社に来られ

同日、松江の熊野大社にも来られる。

きっと日御碕に来られる神様は出雲より西の神様で

一応出雲大社を目指しているのだけれども時すでに遅く

出雲大社は先発隊の神様でごった返している状態。

熊野大社は出雲より東の神様たちで、こちらも間に合わず

熊野大社で落ち着いたってとこ・・・(笑)

そして東側の神様は人数が多いらしく

熊野大社は17日間。

・・・だいたい出遅れるなって話し^^

こんなこと書いてもなかなか伝わらないんだろうな~

そこで、エクセルで表にしてみました。

題して、“神様のスケジュール”

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 ちなみに万九千神社は、最後の大宴会会場(直会

直会と書いて“なおらい”と読みます。

そうそう万九千神社と熊野大社が被っているのは

きっと東の神様は時間(日にち)を守らない神様なのか?

東側は人口が多いから、縁結びに時間がかかるのか?

考え出すとプッて吹きだしそうダワ。

話しが逸れた・・・

万九千神社に“八百万(やおよろず)”もの神様が集まるわけでしょ。

どんだけデカい神社だよ!

と思うけど

錦田宮司曰く・・・

「名前はデカいけど、小さいんだ・・・見るとがっかりすると思うよ。」

って・・・過去の講演会より(笑)

 

 

11/10(日)

今、出雲界隈の神様は出雲大社にお集まりです。

なので周りの神社は神様不在のはずです。

全国的に知られているはずなのです。

なのに・・・なのに・・・

ちょっと神社巡りをしてきましたが、各神社にご参拝の方々の多い事多いこと。

神様不在なのに パンパン!

クスクス笑いながらわたくしも気合を込めたパンパンはするのですが(笑)

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古事記って、とっつきにくく難しいって思いがちだけど

難しく書いてないものを読むと、な~んだ^^

って思うはず。

わたしが最初に読んだのは五月女ケイ子さんの レッツ!!古事記

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心奪われましたワ(爆)

神様って人間より人間臭い。

女の神様の裸踊り有り・・・下ネタ満載 いじめや神様殺し マジっすか!

そしてもう一冊・・・一冊ぢゃなくって一展覧会。

これをお勧めします。

今月の29日まで、荒神谷博物館のエントランスホールでやっています。(無料)

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出雲在住、中尾早乙里さんの豆ズ神様の古事記

かわいい“やおよろ豆(ず)”達が古事記神話の要所要所を再現しています。

かわいくって、わかりやすい古事記になっています。

 

この画、どこのどんなシチェーションかわかります?

お豆さん達の向こう右側の山・・・日御碕です。

左側の小さな島・・・弁天島です。

海の向こうに沈みゆく夕日。

そう。ここは神迎えの稲佐の浜

ワシワシとこちらに向かって来るのは

全国(朝山神社)から一旦海に出た神様御一行様

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ザワついているようですね^^

小さな豆神様達がわかりやすく古事記を教えてくれるので

お子様連れでも楽しめますよ。

ただ、番号が書いてあるので①番から見るように

わたくしのように、嬉しすぎて逆から納得しつつ見て

姐さんに「あふぉか!」と突っ込まれました。

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最後に補足させていただきますと

神様は一人二人と数えません。

一柱 二柱 三柱 と数えます。

 

 

11/22で神送りとなりますが

荒神谷博物館では11/29までたくさんの“やおよろ豆”

豆神柱様がコロコロしておられます。

この機会にぜし!古事記に近づいてみてください。

きっと 「カワイイ~」って思いますよ^^

それともうひとつ。

神様のスケジュールですが、あくまでもわたくしの妄想であり

自己満足の世界であって、正確なものではありませぬ。

悪しからず^^

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