夏の笑顔
取りあえずナビに入力して向かってはみたものの、オイオイこの道で大丈夫なのか?
これだから方向音痴は困る。
姐さんはのんきなもので、助手席から眼下に広がる真っ青な海を眺めている。
さっきまで広かった道幅が急に狭くなったり、路肩や山肌からの草木が勢いよく車線に出てたりすると余計に不安になるもんだ。
いわゆる“肝が小さい” 出雲弁で言うとこの“きもほそ”ってやつだ。
にしても・・・ナビを信じ切るのも如何なものだろうね。
初めて来た“加賀の潜戸”(かかのくけど)
神戸川や差海川河口から見える、出雲人にとっては馴染みのある大社港~日御碕の山並みに似ているかもしれない。が、大きな違いは、御崎までの道路がないことだ。
どこまでも夏の青を主張したい海の色は、ところどころ“潮目”をくねらせながら、
ゆったりと、ゆったりと海面を泳いでいるようだ。
やっぱり夏の青の海は明るいブルーになり、水平線からは幾分白くなりつつも
上へ行くにつれ海の青に近づいている。 きれいだ。
御崎の手前には怪しい穴が見えるではないか。
「周遊するとどのくらい時間はかかりますか?」
「約50分になりまして、このコースを周るんですよ」
伸びるペンで航路を指し標てくれた。
やはりあの穴、新潜戸・旧潜戸にはここからでも何か引き付けるものがあるようだ。
人間を拒む結界がある気がする。
ぜひ、行って見たいところだが、遅くとも16:00には出雲へ帰らなければならず、
次のフェリー運航では間に合わないことに気づいた。
再訪を誓う。
二階はビジタールーム?展示場?
島根半島の地形や埋蔵物・過去の時代の文化が展示してある。
最近“この手”の箱ものが好きです。
個人的にびっくりしたのはこの写真。
いたって普通の洗濯岩の海岸だが・・・
小さな湾が手前にありますが、湾のチョイ前の岩(左)
心躍るほど好きです(獏)
まさかこんなとこで会えるなんて^^(判る方が何人いらっしゃるか^^;)
夏のお願いとして、「さざえご飯食べさせてよ~。」
とニコニコしながら言ってきた姐さん。
そのタイミングでShugoさんのさざえご飯定食記事が載っていたから
加賀へ来たわけではなく
あくまでも、あの写真に引き寄せられたから来たのだ。
あの写真・・・どの写真に引き寄せられたのだろう?
まきさんのかき氷写真の笑顔かもしれないな^^