ずいぶん前の光だ
今週の夜空は空気の澄み具合が最高に良かった。
夕方勤務を終え、庭先にカメラを引っ張り出した午前3時。
(カメラといっても6年落ちのコンパクトデジカメね(^^;)
夜目に慣れてないから取り合えずカシャッ
オリオン座がきれいに写ってました。
すると右(西の方)から赤い点滅をしながら
飛行機とは明らかに違うスピード(高速)の人工衛星がやってきました。
この軌道で行くと、オリオン座の中央を通過するようです。
これは千載一遇のチャンスです。
フィルム感度・シャッタースピード・露出を設定する時間も全くなく
エイヤーの一発勝負で オリャ~!
点滅 早っ!
おりゃ!
何とか撮れたようです。
人工衛星って肉眼で見れるんですよ。
意外と知らない人も多くて、時速2万8800キロメートルを肉眼で見てほしいです。
人工衛星が通過して行くとだんだん夜目に慣れてきました。
オリオンの周りの小さなきらめき達が瞬いていますね。
どのくらい前の光なんだろう・・・ちょっと調べてみよう。
オリオン座の中の一番明るい光で500~600万光年前の光。
1光年が=約9兆5000憶kmで、光が1年間に進む距離。
ちなみに地球1周の距離が約4万kmで、光の速度は1秒間に地球7周半。
500万年前の光ってことはホモサピエンスより更に前で
猿人がようやく直立二足歩行を始めた時代らしい。
・・・う~~~んずいぶん前の光だ。